みなさんこんにちは、R9(アールナイン)です!
「勉強しなきゃいけないのはわかっているけど、なかなか集中力が続かない……」
中高生の中でこのような悩みを抱えている人はいませんか?
特に学校の定期テスト前の勉強は、いつもよりも長い時間やりたいのにあまり集中力が続かないなんてことがあると思います。
今回の記事では、集中力について解説します。どうしたらいいのか悩むことはあっても、解決する優先順位としては低くなりがちですよね。
そこで今回は現役塾講師であり、勉強のことについて毎日欠かさず情報収集をしている僕が、集中力が続かない原因と集中力を高める方法を解説していきます。
この記事を読めば、今まで集中できなかった原因とその対策方法がわかり、短時間で効率よく勉強することができるようになります!
それでは見ていきましょう!
集中力についての前提知識
人間の脳は、そもそも集中力が長く続くようにはできていません。
いきなりなんてことを言うんだ…と思うかもしれませんが、事実そうなんですよね。90分が集中して何かに取り組める限界とも言われています。
「勉強しなきゃ」と分かっていても、LINEやインスタから通知が来るとつい気になって見てしまったり、周辺環境が気になって部屋の掃除を始めてしまったりしてませんか?
でもこれは脳の仕組み的に仕方のないことなんです。
脳の中には大脳辺縁系という本能や欲望をコントロールする領域があり、それが行動に強い影響を及ぼすと考えられているためです。
本能で言うと「眠いから寝たい」「お腹すいたから何か食べたい」など。欲望は「インスタの通知の内容を見たい」「ゲームでログインボーナスもらっておきたい」など。
しかも人間の集中力は長く続かない上に、一度勉強などの作業を中断してしまうと、頭が中断する前の状態に回復するまで23分もかかってしまうという研究結果もあります。
つまり、勉強が本能や欲望という観点から優先順位が下になっている人は、勉強に集中することには向いていないということになります。
向いてないなら自分は悪くないね!
なんて思ったそこのあなた、
まさか開き直って諦めるなんてことはしないですよね?^^
もちろん普段の行いの中にも集中力が続かない原因はあります。これから解説していきますので、今の自分の状態を見つめ直して改善していきましょう!
集中力が続かない5つの原因とその対策
集中力が続かない原因としては、次の5つが挙げられます。
集中力が続かない5つの原因
- 気が散るものが身の回りにたくさんある
- 計画を立てずに勉強している
- 目的が分からずに取り組んでいる
- “ながら”勉強をしている
- 体調が良くない
当てはまる項目はありますか?当てはまっているからダメということではないので、この後解説する対策方法を実践して改善していきましょう!
上記5つの原因について詳しく解説していきます。
気が散るものが身の回りにたくさんある
人間の脳は何かしらの異常にすぐに反応し、身の安全を守るために四方八方に注意を向けるようにできています。
つまり、気が散ってしまうものが身の回りにあるとそちらに注意を引かれてしまい、集中しにくくなってしまいます。
対策として、目に見える範囲に気が散るものを置かないようにしましょう。
例えば、一番わかりやすい例で言うとスマホです。スマホを勉強机に置いたまま勉強していませんか?
SNSの通知が来た時、あるいは無意識のうちにスマホを手にしていじっていたりすると、その度に集中が中断されてしまいます。
先ほども書きましたが、中断されるとその前の状態に戻るまでに23分もかかってしまいますので、スマホは離れたところに置いておきましょう。
※参考までに…
僕はプライベートのインスタは全く動かさず、LINEも今では月に数回使うかどうかなのでスマホをデスクに置いておいても支障ないんですよね。
Twitterは情報収集するためによく見るんですが、通知を切っているのでYouTubeくらいしか通知は来ません。
計画を立てずに勉強している
勉強する前に計画を立てないとどうなるか。英語の勉強をしているのに、他教科の進捗が気になってそっちに手をつけ始めてしまい、結果どちらも中途半端になってしまう。
このような経験ありませんか?対策として、何をどのくらい勉強するのか勉強前に具体的に決めておきましょう。
例えば、今日は英語と数学をやる。英語は苦手を克服したい不定詞と動名詞を自力で問題が解けるようになるまでやる。
数学は得意な1次関数の利用を全部解いて、その後に苦手な三角形の合同証明の基本問題を直角三角形まで解くなど。
その際、自分に合った難易度のもの(頑張ればできるもの)から勉強し始めましょう。
人間は何かに取り組むとき、難しすぎる場合でも簡単すぎる場合でも集中力が持続しなくなってしまうと言われているからです。
難しすぎる場合はみなさん想像しやすいでしょう。簡単すぎる場合は作業感が強くなり、退屈になって飽きてしまいます。
目的が分からずに取り組んでいる
何のために?と思ってしまうことに取り組んでいる時は集中力が続きません。海外の研究で、人は退屈だと感じることには集中できないことが分かっています。
対策として、将来の理想の自分を具体的にイメージしてなりきることによって脳をだまし、今の勉強の必要性(目的)をしっかり把握しましょう。
将来の理想の自分を具体的にイメージするとはどういうことかピンと来てない人もいるかもしれません。高校受験生の例えは前回の記事で書きましたので、こちらをご覧ください。
ここでは大学受験生の具体例で説明します。
大学入学共通テストと2次試験どちらもうまくいき、合否発表当日。第一志望のホームページで自分の受験番号を見つけ、合格。
一緒に確認していた両親と共に嬉し泣きをしている。その嬉しさから友達や学校の担任、塾の先生にもすぐに合格したことを報告。
その後Twitterで大学垢を作り、入学前にどんどん友達が増えていく。
そして迎えた入学式当日、式を終えた後、Twitterで話す約束をしていた友達と話が弾み、そのまま一緒にファミレスに行くことに。
受験生の時の苦労話やなんのバイトをするかなどで話が盛り上がり、気づいたら日が沈んでいた…to be continued
どうです?すごくワクワクしてきませんか?僕は26歳の今でもこれを書きながらワクワクしてしまいましたよ。
ここまで具体的にイメージすると自然と勉強の目的がわかってくるので、今すぐにやってみましょう!
“ながら”勉強をしている
ある研究で、マルチタスク(複数のタスクを一緒にやろうとする)状態の人は生産性が40%も低下し、ケアレスミスが多くなってしまう傾向にあるということが分かっています。
勉強という好きでもないことから逃げたいがために、別の好きなことを一緒にやってしまい、結果的に集中できないといった感じです。
対策として、1つのことを短い時間で集中してこなすようにしましょう。
マルチタスクの例として挙げられるのは、スマホで好きなYouTuberの動画を流しながら勉強する。友達と通話しながら勉強する。心当たりはありませんか?
「短い時間で」というのは、この記事の最初の方でも言いましたが、集中できる時間には限界があるからです。
短い時間で集中するやり方は色々あると思いますが、ここではポモドーロ・テクニックを紹介します。
時間管理術“ポモドーロ・テクニック”
ポモドーロ・テクニックとは、短い作業時間と小休憩を繰り返していく時間管理術です。流れとしてはこのような感じです。
ポモドーロ・テクニックの流れ
- その日に終わらせたい1つのタスク(英語の不定詞・動名詞など)を細かく分ける
- 細かく分けたうちの1つを25分間集中して勉強する
- 5分休憩する
上記を繰り返していきます。2と3の1セットのことを「1ポモドーロ」と言い、4ポモドーロ(2時間)おきに15~30分間の少し長めの休憩をとってください。
必ずしも25分でなければいけないということではありませんので、そこは前後してしまっても大丈夫です。
その日の勉強が終わったら、それぞれのタスクを実際は何ポモドーロで終わったのか振り返りながらまとめておきましょう。具体例はあえて書きませんので、自分で考えてやってみましょう!
体調が良くない
体調が良くない時は集中力が途切れがちになります。人間は動物なので、安全に生存し続けることが本能的な目的なわけです。
それゆえ、体調が良くない時に勉強をするのは本能に反しているということになります。
対策として、カフェインを摂って眠気を覚ましたり、ストレッチなどで体を少し動かして気持ちを切り替えるなどしましょう。
カフェインは眠気を覚ますだけでなくアドレナリンを分泌させる効果もあるので、集中力にも影響を及ぼします。
ただ、カフェインと聞くとコーヒーをイメージしますよね。中にはカフェインを摂りたいけどコーヒーが飲めないという人もいると思います。
そこで、コーヒー以外にカフェインを含んでいる飲み物・食べ物を紹介します。
コーヒー以外のカフェインを含んでいる飲み物・食べ物
- 紅茶(カフェインの量:中)
- お茶類(緑茶、ほうじ茶、玄米茶、ウーロン茶)(カフェインの量:少)
- エナジードリンク(カフェインの量:多)
- チョコレート(カフェインの量:少〜中)
とにかく眠気を覚ましたい時にはエナジードリンク、味を楽しみながら眠気を覚ましたい時は紅茶やチョコレートなど、使い分けるといいです!
チョコレートはカカオが多く含まれている方がカフェインもそれだけ多く含まれているので、覚えておくといいかも。
より集中力を高めるのに効果的な3つのこと
これまで集中力が続かない5つの原因とその対策方法を説明してきました。
上記の対策方法だけでも十分集中力が改善する見込みはありますが、より集中するために効果的なことがあるので、ここでは3つ紹介します。
より集中力を高めるために効果的な3つのこと
- 勉強机に鏡を置く
- 柑橘系の香りを嗅ぐ
- 自然音を聞く
それぞれ詳しく見ていきましょう!
勉強机に鏡を置く
勉強机に鏡を置くと自分を客観的に見ることができるため、より集中することができます。「目的が分からずに取り組んでいる」のところでお話しした、セルフイメージと関係しています。
将来の理想の自分を具体的にイメージして行動していると、集中できていない自分が鏡に映ると不快感を覚えます。その不快感を払拭しようと、やる気が出て集中力が上がるという仕組みです。
卓上鏡であれば100円ショップなどでも販売していますので、やると決めたらすぐに行動に移してしまいましょう!
ちなみに僕は目の前にiMac(デスクトップパソコン)があってそれに自分が映るので、集中力を持続することができています。
柑橘系の香りを嗅ぐ
集中力を上げるためには、実は香りも重要な要素なんです。
レモンなどの柑橘系の香りには、体をリラックスさせる副交感神経を抑える働きがあるため、体が活発的な状態になり、集中力に貢献します。
実際に、アロマディフューザーでスウィートオレンジの香りが充満した部屋で作業していた人と香りのない部屋で作業していた人との比較で、前者の方が計算の回答量や正答率が高くなったという研究結果があります。
自分の部屋の香りとなると流石にこだわりたいですよね。好きなお店で好きな柑橘系の香りがするルームフレグランスなどを買って部屋をオシャレにしつつ、集中力も上げてしまいましょう!
※参考までに…
僕はFrancfranc(フランフラン)で買ったルームフレグランスを使ってます。Francfrancは女性向けのお店なので入るのちょっと恥ずかしいんですけどね。
でもオシャレなものが多いのでオススメです。
自然音を聞く
騒がしい環境だと集中できないというのは想像通りだと思います。しかし、逆に無音の状態でも少しの音に脳が反応してしまうため、集中力が途切れやすくなります。
ゆえにちょっとした雑音程度が一番集中できるんです。ちょっとした雑音の具体例として、自然音があげられます。
YouTubeなどで川のせせらぎや小鳥のさえずりなどの自然音を流しながら勉強すると良いです。好きな音楽を聴きながら勉強している人いませんか?
日本語の歌詞入りの音楽の場合、そちらに意識が持っていかれて集中しにくくなりますので、自然音や環境音にしてみましょう!
※参考までに…
僕が一番好きなのはカフェのBGMですね。BGMですので、もちろん歌詞はありません。
コーヒーを飲みながらカフェのBGMを流しているとカフェにいる気分になり、結構集中できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段の自分に当てはまっている項目はありましたか?もし当てはまっている項目があるのなら、対策方法を今日から実践していきましょう!
成功者に共通しているのは行動力です。
この記事で学んだことを今日から行動に移すことによって、あなたも成功者の仲間入りです。
もう一度本記事の内容をまとめます。
集中力が続かない5つの原因とその対策方法
- 気が散るものが身の回りにたくさんある
- 対策:目に見える範囲に気が散るものを置かない
- 計画を立てずに勉強している
- 対策:何をどのくらい勉強するのか勉強前に具体的に決めておく
- 目的が分からずに取り組んでいる
- 対策:将来の理想の自分を具体的にイメージしてなりきることによって脳をだまし、今の勉強の必要性(目的)をしっかり把握する
- “ながら”勉強をしている
- 対策:1つのことを短い時間で集中してこなすようにする
- 体調が良くない
- 対策:カフェインを摂って眠気を覚ましたり、ストレッチなどで体を少し動かして気持ちを切り替える
より集中力を高めるために効果的な3つのこと
- 勉強机に鏡を置く
- 柑橘系の香りを嗅ぐ
- 自然音を聞く
勉強する内容ももちろん大切ですが、効率の良さ、つまり、決められた時間内で集中して取り組むことも大切です。
集中力というのはなんとでもなるものなので、上記のことを実践して定着させていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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